注文住宅のデザイン・設計
- 性能も大切だけど、やっぱりデザイン性も欲しい
- お友達に自慢できる家がいいな
- どんな間取りが使いやすいの?
- 希望はあるけどうまく伝えられなくて・・・
そんなあなた、上手にプロを使う方法教えます!
デザインに自信のある会社の見分け方
せっかくの注文住宅、ああもしたい、こうもしたいと夢を膨らませて臨んだのに、いざ打ち合わせが始まってみると、「リビングは何畳くらい欲しいですか?」「和室は必要ですか?」「子ども部屋は何部屋?」と、即物的なことばかり聞かれ、「あれっ?私ってこういうことを話し合いたかったのかな?」と疑問に思われたことはありませんか?おまけに「お客様のご予算ではそれはちょっと…」と言われてしまった日には、夢も何もあったものではありませんよね。
断言はできませんが、そういう形で打ち合わせを進める会社はほぼ、デザイン力に自信のない会社だと思っていただいて良いと思います。なぜなら、プロの設計士やコーディネーターであれば、絶対にそのような打ち合わせはしないからです。
ではプロの設計士やコーディネーターは、どのような打ち合わせをするのでしょうか。彼らは部屋の数や広さを直接尋ねたりはしません。それよりも彼らが知りたいのは、お客様の生活スタイル。朝起きたらまず何をするのか。休日はどのような過ごし方をしているのか。子供はどこで勉強しているのか。お客様は多いのか。趣味は何か。好きな音楽は?食べ物は?子供にはどんな大人になってほしいと願っている?…などなど。とにかくびっくりするくらい(笑)、お客様のことを知りたがります。 でも、本来それはごく当たり前のこと。だって、お客様がどのように過ごされるかもわからないのにリビングは何畳必要か、なんてわかりませんよね?ライフスタイルによって、ちょうどいいリビングの広さというものは変わってきます。ましてお客様に「何畳が良いですか」と聞いてしまうなんて、提案力のなさを、自らさらけ出しているようなものだと思いませんか? デザイン力のある会社を見分ける方法の一つとして、『ライフスタイルについての質問をしてくる会社』と、ぜひ覚えておいてください。 |
わかりやすく伝えようとしてくれますか?
打ち合わせが進んで、「ではプランを描いてきます」という話になったとします。ところがここでまたハードルが。
紙にかかれた設計図は、当然ながら平面です。平面ではありますが、設計側のスタッフはそれを立体的な空間としてとらえる訓練ができています。けれども一般のお客様にとって、設計図を見ただけで空間をイメージすることは、大変難しいのではないでしょうか。このギャップをできるだけ埋め、お客様に自分たちのものづくりを伝えようと努力している会社は、設計に自信とプライドをもっていると考えて良いと思います。
熱心な会社であればイメージイラストを描いたり、立体のパースをつくったりして、具体的に伝えようとします。自分たちのデザイン力を見てほしいと、心から思っているからです。コーワの家も、もちろんそんな“ものづくり”の一員。コーワの家ではイメージイラストなども使いますが、最も威力を発揮しているのがモデルハウスです。コーワの家のエッセンスを凝縮したモデルハウスで、素材・動線・空間のつながりなどを体感しながら打ち合わせを行うというもので、「すごくイメージが湧いてくる」と、お客様に大変好評です。
両方を使って、実感しながら打ち合わせできるのが「コーワの家」流! |
この部分はプロに任せましょう
設計・デザインに関して、ここだけはプロに任せた方が絶対にうまく行くという部分が、大きく言って2つあります。ひとつは「光と風」、もうひとつは「予算配分」です。
1.「光」と「風」の扱いは、専門家でないと無理
光の話
太陽光と窓
南向きに大きな窓をつくれば、明るい家ができるとはよく言われることです。しかし、つくりようによっては暑すぎる、あるいは眩しすぎる家になったり、南が道路に面していて外から丸見えになったりすることもあります。
また、夏の西日はたまったものではありませんが、冬の西日は夕方になっても家の中を明るく保ってくれる効果があり、一般には敬遠されがちな北向きの部屋も、一年を通じて光が安定していることから、書斎や子供部屋に向いています。
このように、光の取り扱いは素人には難しすぎます。四季ごとの太陽の軌道、敷地の向き、外部からの視線、室内からの眺望などを考慮に入れて、窓をつくらなくてはならないからです。また、室内に入れる光を調節するための軒の深さ、植栽なども採光計画の中に入れなくてはなりません。
設計士は敷地を見て光の道を確認し、“この家ではどのような光を楽しめるか”を考慮しながらゾーニングしていきます。それは空間デザインのプロとしての腕の見せどころでもあります。せっかくのプロの手腕、上手に活用されることをおすすめします。
照明
コーワの家では直接照明と間接照明を使い分けることで、空間に陰影を生み出しています。直接照明が生活の場を明るく照らすことを優先しているのに対し、反射を利用して周囲を照らす間接照明は目に心地よく、癒しの雰囲気を与えてくれます。
直接照明だけでは作業最優先という雰囲気で寛げず、反対に間接照明だけでは作業がしにくい場面が出てきてしまいます。両者が程よくミックスされているのが望ましいのですが、このバランスが難しく、まして家中の照明計画をつくるとなると大変な労力です。また、予算もオーバーしやすいため、この部分もプロのコーディネーターに任せた方がベターです。
風の話
設計士が採光と同じく気を遣うところ、それは“家の中に空気の淀んだ場所をつくらない”ということです。つまり風通しをよくするということなのですが、これも大きな窓をつくれば良いというものではなく、地域ごとの風向きを考慮に入れて、風がうまく抜ける場所に窓をつくらなくてはなりません。やはりここにも、プロの経験と技が必要です。
また、コーワの家は長期優良住宅が標準仕様となっているため、断熱性・気密性が非常に良く、家全体をほぼ一定の温度に保つことができます。つまり、ドアの無い、つながった空間をつくることができるのです。この性能の良さも、室内の空気の流れを良くすることにつながっています。
2.内装は、予算配分を任せるとトータル感のあるものに
ずばり、一番賢い方法をお伝えしましょう。
雑誌の切り抜きなどを見せて、「こういうイメージにしたい」「こんなテイストが好き」ということをしっかり伝える
「ここだけは譲れない」というこだわりがあれば伝える。
総予算を伝える。
プロのアドバイスを聞きながら採用していく。
「これをつけたい」「あれを使いたい」と、物から入るのは良策とは言えません。トータルなイメージがコーディネートする側に伝わりにくいからです。また、結果的にあまり見栄えのしないところにお金がかかり、目立つところが安っぽくなってしまうというようなことも起こり得ます。
おすすめしたいのは、ご自分が好きなテイストと、「これぐらいで収めたい」という予算を住宅会社に伝え、なおかつ多少の予備費を心づもりしておいて、まずはコーディネート計画を立ててもらうことです。プロは絶対に本物を使うべき“見せ場”と、少し安くても大丈夫な“節約ポイント”を知っていますから、バランスの良い予算配分ができます。しかも職業意識として、絶対にお値段以上の価値を生み出したいと考えるのがプロの性(さが)。お客様にとってかなりお得な結果になるのは明らかです。
なぜデザインが大切なの?
デザイン力に自信のある会社の見分け方と、プロの力を上手に利用する方法についてお話してきましたが、お役に立ったでしょうか。
コーワの家もデザインに力を入れていますが、その大きな理由の一つに“家で長時間家事をされる奥様が、その時間を楽しいものに感じてほしい”ということがあります。キッチンや家事室を、どんどん居心地の良いおしゃれな空間にしていけば、家に居ることそのものが楽しくなってお母さんの笑顔が増える、そうすれば必然的に家族は仲良くなるはず、とコーワの家では考えているのです。
コーワの家のデザインコンセプトは、『自然との一体感、空間の一体感、そして家族の一体感』。ただ格好がいい、おしゃれというだけでは良いデザインとは言えません。ライフスタイルをデザインすること、優しい会話や笑顔を増やせるように精一杯努力すること、それが住宅に携わる者としての使命だと、私たちは考えています。