「彼岸」とは、日本の「雑節」の一つで「お彼岸」とも呼ばれています。
仏教に由来する行事とされ、3月の「春の彼岸」と9月「秋の彼岸」があります。
彼岸は、二十四節季の「春分」と「秋分」を中日とし、前後3日を合わせた7日間とされ、1年で14日あります。
この期間に行う仏教の行事を「彼岸会」と呼び、一般的には「お墓参り」をする期間とされています。
俗に、中日は先祖に感謝する日とされ、残る6日は悟りの境地に達するために必要な6つの修行徳目「六波羅蜜」を1日1つずつ修める日とされています。
彼岸は仏教行事に由来するとされていますが、彼岸の行事自体は日本独自のものとされており、
歴史的には、806年に日本で初めて彼岸会が行われたとされています。
彼岸の供え物として「ぼた餅」や「おはぎ」が作られ食されています。
ぼた餅もおはぎも同じものにはなりますが、名前が違うのには由来があり、
春には牡丹、秋には萩の花が咲く事に由来しているとされています。
9/23の秋分の日が中日となりますので、皆様も先祖に感謝しおはぎを食べて過ごしてみてはいかがでしょうか。